金属微粉末の回収歩留まり向上事例

金属微粉末の回収歩留まり
向上事例

金属微粉末製造工程での永久磁石式ドラム型磁選機利用による回収歩留まり向上を可能に

金属微粉末製造メーカー B社様

事例紹介

課題

粉末冶金(金属粉末を金型圧縮して、高温で焼結して精度の高い部品をつくる方法)、金属粉末射出成形(MIM)、新素材の金属ガラスの材料として使用される金属微粉末の製造法のなかには、製造工程で溶融金属の流れに高圧の水ジェットを噴射して金属微粉末を得る特徴を持つ溶解プロセスの水アトマイズ法があります。
水アトマイズ法では金属粉末を液体から固液分離し回収する必要があります。これまでは液体中に混在している粒子を分離するサイクロンセパレータを使用し、回収後の排水は廃液処理しておりました。
今後、スマートフォン、IoT、電気自動車(EV)等により粉末冶金メーカー・MIMメーカーの需要拡大が見込まれる中、金属微粉末の回収歩留まり向上の必要があり、新たな回収装置を模索しておりました。

概要

今回対象となるアモルファス金属微粉末は磁性体であることから、マグネットを利用した回収方法を検討されました。
対象物などを当社にお送り頂き、当社の永久磁石式ドラム型磁選機による回収力テストを実施したところ、お客様の目標値に近い回収率を達成することができました。
サイクロンセパレータでアモルファス金属粉末を回収した後の2次回収装置として永久磁石式ドラム型磁選機を利用することが可能になりました。

金属微粉末の回収歩留まり向上事例

①溶湯(溶解した金属)を下部から滴下させ高圧水流を吹き付けて微細合金粉末を低コストで製造する。
②微細化された金属粉末を含んだ水をサイクロンセパレータにて処理し微細合金粉末を回収する。
③従来廃液処理をしていた排水を永久磁石式ドラム型磁選機に投入し残留微細合金粉末を98%回収する。廃液処理の費用削減も実現。

効果・メリット

金属粉末の回収歩留まり向上

永久磁石式ドラム型磁選機を利用することにより従来、廃液処理していた排水からの残留分の回収が98%可能になりました。
廃液中の金属微粉末残留量を大幅に減らせる為、廃液処理のコストダウン効果が期待できます。

事例企業様・おススメの業種

金属微粉末製造メーカー B社様
原料粉としての金属微粉末は多種多様で、製造方法の違いによって同じ物質でも粉末特性が異なる特徴を持っています。
その粉末特性は製品にも影響を与えますが、粉末の成分、形状、密度、粒度等を自由にコントロールでき、低コストでの生産が可能な水アトマイズ法のメリットにより金属微粉末製造の現場では多く採用されています。
アトマイズされた金属粉末は水との混合物になっており、固液分離の工程が必須となりますが金属微粉末の回収歩留まりの向上が可能な永久磁石式ドラム型磁選機の回収性能は高く評価いただいております。

おススメの業種

金属微粉末製造業、その他(金属微粉末に関連する業種)

ソリューション

金属微粉末向け永久磁石式ドラム型磁選機ソリューション

今回は、アモルファス金属粉末製造工程への導入の事例ですが、そのほかのアトマイズ鉄粉(純鉄粉・合金鋼粉)製造工程への導入検討も可能です。
実機での検証によるお客様への最適な提案、様々なご要望に柔軟な対応が可能ですので、是非ご相談ください。